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064:ピアノから

明日を賭けピアノを開ける最後まで間違えないで弾けたなら行く(駒沢直)

色褪せた植物図鑑をひらく指(ピアノの蓋の重さは忘れた)(村本希理子)

| 題詠鑑賞07 | 23:04 | comments(0) | trackbacks(0) |

062:浜から

砂浜になってぼくらは待っているきみがひとりで海に来る日を(坂本樹)

| 題詠鑑賞07 | 22:52 | comments(0) | trackbacks(0) |

062:乾杯から

さあ皆(みんな)乾杯しようこの中に毒入りグラスが一つだけある(橋都まこと)

本番がうまくいってもこれからは君と乾杯することもない(あいっち)

| 題詠鑑賞07 | 22:40 | comments(0) | trackbacks(1) |

061:論から

 気の利いた口説き文句が浮かばない論より証拠なので抱きます(ふしょー)

体裁は小論文のようだけどラブレターだとわかっています(振戸りく)

| 題詠鑑賞07 | 22:33 | comments(0) | trackbacks(0) |

060:キスから

右のドアへこませて子が帰り来る「隣の車とキスしただけさ」(佐藤紀子)

寂しくて一度っきりのキスをした君とおんなじ香りの人と(詩月めぐ)

ホチキスで別れの手紙に雨粒を留めたり冬の明るい庭で(佐藤羽美)

| 題詠鑑賞07 | 23:45 | comments(0) | trackbacks(1) |

059:ひらがなから

馬鹿だから書けませんからひらがなで名前を教えてくださる政治家(カー・イーブン)

判断を保留したまま夜は更けてひらがなばかりのメールが届く(佐原みつる)

| 題詠鑑賞07 | 23:14 | comments(0) | trackbacks(0) |

058:鐘から

合格の鐘の音など鳴らさずにわたしの歌を最後まで聴け(あみー)

十二時の鐘が鳴ったと思えばいい さよならがするりとのどをすべった(はせがわゆづ)

| 題詠鑑賞07 | 22:36 | comments(0) | trackbacks(0) |

057:空気から

空気中の気まずい濃度がましていくこのままほっとけという気もしてる(川鉄ネオン)

| 題詠鑑賞07 | 15:41 | comments(0) | trackbacks(0) |

056:タオルから

おしぼりを濡れタオルとは呼ばないし彼女を豚と呼んだりしない(稲荷辺長太)

炎天下うつくしすぎる傷口を覆うタオルはプールのにおい(ワンコ山田)

どちらかといえばタオルは涙より汗ふくものだ 泣くな働け(椎名時慈)

| 題詠鑑賞07 | 15:30 | comments(0) | trackbacks(0) |

055:労から

母さんは家事労働勤務時間外だとそそくさと風呂にはいった(zoe)

恋愛が労使に変わるその前に差し出すための辞表を綴る(きじとら猫)

苦労など知らぬ顔してオムレツの黄色をつつく森茉莉になる(小野伊都子)

| 題詠鑑賞07 | 21:55 | comments(1) | trackbacks(58) |

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